親戚の中学生とVR体験の話をした時にハッとする言葉をもらいました。
「美術館とかVRにしちゃったら実際訪問する人が減るじゃない。本物をみてなんぼでしょ、美術館とかって。だから入館料がある。」
つまり彼は美術館はホンモノを見に行くところだから、そこをリアルにしても意味ないじゃんという意見でした。
なるほど。確かにそうです。その通りです。
がしかし不動産もそうなのですが「ホンモノの質感はまだ伝えれない」状況であるのが最近の技術です。
例えば、手紙。筆で書いてあるような場合は、強調したいポイントにやはり筆圧がかかっていたり、ちょっと墨が滲んでいたりして実際みないとわからないところが現物にはいっぱいあるんですよね。伝統工芸品の仕上げとかもそうです。
つまり知ってもらう→実際きてもらうという、ところには大きな乖離があってまだVR技術は未熟だとしても、知ってもらわないとハナシにならない訳ですね。知ってても地理的な制限があったりして。
なので一番みてもらいたいところは少しボカシを入れたり、説明文で巧みに誘導したり、まだまだぐるぐる不動産のVRコンテンツ作成サービスはやることがいっぱいああるのです、とそう信じています。
でもあの中学生の言うことも意味あるんだよなー。